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福島頑固や(がんこや)誕生物語

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  • 2007年9月24日(月) 08:55 JST
ふくしま頑固や 誕生物語 ~本物への信念~

■本物をめざして
 
株式会社ら・さんたランド (旧有限会社アーク21 ら・さんた)として、パンの開発・販売にあたり、たくさんの企業や職人の方とお会いし、直接、お話を伺う機会が多くあります。その時に、それぞれの方々の“物”に対しての思いや情熱、こだわりを伺っております。その度に、本物の素晴らしさに感動し、その反面、今の世の中の間違った食生活や製造・生産方法に気付かされました。
 何が本物で、一体何を信じて良いのかが分からない。だからこそ、生産者や職人さんの顔が見える物だけを、一人でも多くの皆様にお届けしたい! 
 そんな簡単そうでいて、今までなかなかできなかった事を自分がやってみよう。本物に触れる事で、皆様にも、幸せを実感して欲しい。  
 そして、これからの未来を支えていく子供達にも、本物に触れ、昔の人の知恵・伝統の素晴らしさを、是非感じて欲しいと願い、そのお手伝いができれば・・・と考えております。
 子供は純粋だからこそ、本物が分かり、大人は、冷静な判断ができるからこそ、本物の良さがわかります。まず最初にお届けする商品は、ほとんどの方が毎日、口にしているお米です。私達が捜し求めたこだわりの味を、是非ご賞味ください。そして、良ければ、親しいお友達にこの本物の品質と心をお伝えしていただけたら、「頑固や」の願うところです。

■なぜ、“頑固や”なのか?
 
頑固と言って、何を連想されますか?「意地っ張り」「わがまま」「自分勝手」「頑固おやじ」などなど…。
 私が、ここで言う頑固とは、“信念”を持っているということです。時代の変化に惑わされる事なく、昔からの製法、栽培法などを、貫き通している頑固な職人さんのことです。また、時代の変化によって、新しく開発した、これぞ本物!(安全・安心)と言われる物をお届けする!一見、相反する事と思われる方もいらっしゃるとおもいますが、基本は、“安全で安心”できる物をお届けすること!に変わりません。ですから、伝統だけにこだわらっずに、新しい技術や材料・食材によって、よりよい物ができれば、皆様の所へお届けしたいと思っております。私ども店主が、決して人任せにはせずに自ら足を運び、一つ一つ自分の目で見極め、納得したものだけを、ふくしま“頑固や”商品として、お届けして参ります。
 「頑固や」は、商売の基本である、“お客様に喜んで頂けることによって、それが感謝され、お金という形で返ってくる”を基本姿勢とし、より良い物を皆様へお届けしてまいります。

頑固や誕生物語 その1

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  • 2007年9月24日(月) 08:53 JST
       
~ふくしま頑固や 誕生物語~

● きっかけは、老夫婦の一言
米づくりの頑固おやじとの出会い
わが子と同じ、米作り
ミルキープリンセスとの出会い
   
~きっかけは、老夫婦の一言~

 私が、パンの移動販売の会社を設立して9年になりました。その場限りの販売はしておりませんので、お客様とは、長いお付き合いをさせて頂いております。
 そんなある日、「パンと一緒にお米を届けてもらえると助かるんだけどナイ!」。老夫婦二人暮らしのおばあちゃんの言葉でした。“届けてあげたい!”素直にそう思ったのと同時に、「他にも、もっとお米を届けて、喜んでくれる人がいるんじゃないかな?」・・・。私が“頑固や”を立ち上げるきっかけとなりました。
 いい物を届けたい!その為に多くの農家の方にお会いし、話を伺ったり、一緒に田んぼを見に行ったりしました。
そして、米の販売する難しさを知れば知るほど恐ろしくなったのも事実です。表示とは違う品種の米が袋に入っていたり、大量生産・低コストを目的にしたために、大量の農薬を使用した米、産地をごまかした米、などなど・・・身体の凍りつく思いでした。
 又、一番驚いたのは、農家の方でも、農薬を大量に使った米と、減農薬栽培の米を、食べ比べても違いが分からないと言う事です。私達は何を信じれば・・・。自分の体(健康)を守れるのだろうか? 子供達を守ってあげられるのだろうか?・・・
   

頑固や誕生物語 その2

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  • 2007年9月24日(月) 08:52 JST
       
~ふくしま頑固や 誕生物語~

きっかけは、老夫婦の一言
● 米づくりの頑固おやじとの出会い
わが子と同じ、米作り
ミルキープリンセスとの出会い


   
~米づくりの頑固おやじとの出会い~

 私の家は、裕福な家庭ではなかったので、小さい頃から田植え・稲刈りなどで、多少の経験と知識はあるつもりでした。でも、鈴木さんらとの出会いは、驚きの連続でした。
 土地(土俵)づくりからのこだわり、水へのこだわり、苗づくりも他人任せにはしない。一番大事な苗がごまかされたら、本当にいい物は絶対できないから、自分達で作る!
 そして、自分達の住んでいる土地、気候、全ての事に対しての感謝の心を持っておられました。「この土地(白河)は、朝晩の気温の変化が激しいんだよ。だから、おいしいお米ができるんだ。」(後ろには、那須連邦が見えます)
「ありがたいよ。米ができあがる登熟期には最適な気候なんだ。」と……・・。
 肥料は、この土地にあった独自の肥料を使っておられました。「有機肥料を使っているんだ!ねずみも食べてしまうんだよ!」「肥料だって大切なんだ。何を使ってどこで取れたか分からない肥料は、使いたくないから。」
   

頑固や誕生物語 その3

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  • 2007年9月24日(月) 08:51 JST
       
~ふくしま頑固や 誕生物語~

きっかけは、老夫婦の一言
米づくりの頑固おやじとの出会い
● わが子と同じ、米作り
ミルキープリンセスとの出会い


   
稲刈りの時は、我が子を成人させた位、最もうれしい時!

私が最も心を打たれたのが、「私達は、米づくりが楽しい!」そう言い切った鈴木さんらの言葉と表情でした。「収穫高を気にせず、本当に自分達が作りたい米。土に負担をかけないように適切な間隔で田植えをし、良いお米を作っていく!値段は、少々高くなるが良い米を作っていきたいんだよ。」と、熱く話をして下さいました。
 それからは、いろいろな苦労話などを田んぼを見ながら、有に2時間は経ちました。「農薬をほとんど使用しないので、虫が発生していないか、雑草に栄養を取られていないかなど、心配で、普通の農家の人の何十倍も田んぼに足を運ぶでしょうねぇ。それだけに、稲刈りの時は、我が子を成人させた位、最もうれしい時なんだよ。」
 話を伺っているうちに、自分が、鈴木さんらと一体になっているような、なんとも不思議な気持ちでした。